TPMSとは、Tire Pressure Monitoring System(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)の略でタイヤの空気圧や温度を送信センサーキャップで測定し、無線で車内の受信モニターに情報を送り、リアルタイムで空気圧、温度を確認できるモニターです。
アメリカで2000年代高速道路でのバーストやタイヤの脱落事故が多発していたので、2007年9月以降販売される新車には、タイヤの温度や空気圧の情報をドライバーに教える空気圧センサー(TPMS)の装着が義務化されています。その後EUでは2012年11月、韓国では2013年1月、台湾では2014年11月、中国では2019年1月に義務化されています。日本でも一部車種においてはTPMSが標準装備されています。
間接式、直接式(純正着用)、直接式(後付け)の3つのタイプがあります。
今回購入して取付けたCAREUD U912 というTPMSは、直接式(後付け)タイプで、下記警告機能があります。
- ハイプレッシャー(高空気圧)、ロープレッシャー(低空気圧)アラーム機能(空気圧PSI,BAR単位切替付)
- エア漏れ検知アラーム機能
- 温度警告表示機能(タイヤ温度℃,℉単位切替付)
購入した箱の中身はアウターセンサー×4個(FR,FL,RR,RL)、TPMS本体(下図)、電源ケーブル、六角ナット(盗難防止用)、特殊六角スパナ(六角ナット用とアウターセンサー電池交換用)が同梱されています。
購入時はTPMS本体に外枠カバーがついており、ヴェゼルRVの場合(37×23.8mm)はカバーを外してブラインドスロットに装着します。電源はプラス側をヒューズからギボシ端子に替えてACC電源に接続、マイナス側はボディアースに接続しました。車の速度を20km/hまでにすると、センサーが起動してリアルタイムデータが更新されます。空気圧とタイヤ温度表示は左側の[SET]ボタンを押すことで切替わります。画面の明るさも3段階で切替可能です。
設定値は空気圧 Hi:2.6 Lo:1.6(bar)、温度上限 65℃に設定してあります。(SETボタン長押し)
実際のタイヤの空気圧をエアーゲージで測定した数値とTPMSが表示している数値です。0.1位高めに表示しています。但し、TPMSの数値はタイヤの温度と共に若干変化しますので、誤差範囲です。警告音が発生した場合は、パネルのボタンを押せばクリアできます。目視ではなかなか発見できないロープレッシャーも警告音で分かるので、走行中に空気圧をモニターできるのは安心できます。
FR:エアーゲージ232kpa 表示2.4bar
FL:エアーゲージ229kpa 表示2.4bar
RR:エアーゲージ220kpa 表示2.3bar
RL:エアーゲージ218kpa 表示2.3bar
※エアーゲージはBAL(大橋産業)のNo1228を使用
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