サイトヘルス改善項目「古いデータベースサーバー」

WordPressをバージョン6.9にアップグレードした後に、ダッシュボードのサイトヘルスを確認したら、「古いデータベースサーバー」という1件のおすすめの改善項目がありました。

詳細を確認したところ「最適なパフォーマンスとセキュリティのためMariaDB バージョン10.6以上の使用を検討して下さい。ホスティング会社に相談して修正して下さい」というメーッセージでした。

WordPress 6.9公式の必須要件はMySQL バージョン 8.0以上またはMariaDB バージョン 10.6以上

各代表的レンタルサーバーのMySQL VersionとPHP Version
レンタルサーバー名 MySQL Version PHP Version
ロリポップ(LiteSpeed) MySQL 8.0 8.3/8.4
ConoHa WING MySQL 5.7 8.3/8.4
さくらレンタルサーバー MySQL 8.0 8.3
エックスサーバー MariaDB 10.5 8.3/8.4
ラッコサーバー MariaDB 10.6 8.3
CORESEVER MariaDB 10.6 8.3
シンレンタルサーバー MariaDB 10.5 8.3/8.4
Calerful Box MariaDB 10.6 8.3

2025年12月5日現在

MariaDB各バージョンのサポート期限一覧(2025年10月31日現在)
MariaDB バージョン リリース日 サポート終了日
MariaDB 10.6 LTS 2021年7月 2026年7月
MariaDB 10.11 LTS 2023年2月 2028年2月
MariaDB 11.4 LTS 2024年5月 2033年1月
MariaDB 11.8 LTS 2025年6月 2033年10月
MySQL各バージョンのサポート期限一覧(2025年10月31日現在)
MySQL バージョン リリース日 サポート終了日
MySQL 8.0 LTS 2018年4月 2026年4月
MySQL 8.4 LTS 2024年4月 2032年4月
レンタルサーバーがXServer の場合

レンタルサーバーのサーバー画面にてMySQL のバージョンを確認したら、MariaDB バージョン 10.5でした。エックスサーバーではユーザー側からMySQL のバージョン変更はできませんので、レンタルサーバー側のアップデートを待つしかありません。メールにて問い合わせを行いましたが、今のところバージョンアップデートは未定のようです。データベースのバージョンが古くてもWordPress の動作には問題はありませんが、サポート終了のバージョンは、サイトを脆弱性にさらす危険性があります。

サイトヘルスの改善項目は消すことができませんので、「ダッシュボード」ー「ホーム」の表示オプションから「サイトヘルスステータス」のチェックを外すとサイトヘルス自体をホーム画面から未表示にすることはできます。

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